中年と呼ばれるミドル世代の中には長年勤めていた会社を辞めて異なる業界への転職を考える人も少なくありません。こうしたミドル世代の転職で需要が増加傾向にあるのが介護職です。介護職が最適と言われる大きな理由に働きやすさがあります。年齢を重ねての転職の場合、キャリアや資格の有無で判断されるケースも多いのが実情です。それに対して介護職は大半が未経験でもできるので、異業種からでも安心して働けます。採用されやすさもこの業種ならではの魅力です。介護職は社会にある仕事の中でも特に離職率が高いと言われています。そのため業界全体で慢性的な人手不足に頭を悩ませているのが現状です。こうした理由から、常時年齢や性別を問わない求人募集が出されていて採用率が比較的高くなっています。
仕事をする上で懸念されるのが収入です。家族がいる状況での転職は働きやすさだけでなく安定した収入の確保についても考えなくてはいけません。介護業界というと、一般的に給料が低いイメージをもたれがちですが、資格の有無やキャリアの長さで変わります。介護の仕事は60代でも活躍できるほど長く働けるのが特徴です。40代からスタートした当初は収入が少なくても、年齢を重ねて行けば自然と上がっていくことも多いです。専門の資格を取れば仕事の選択肢が増えるだけでなく、別途資格手当ても得ることも可能です。前述したように長期的に働けることで同世代がたくさんいる安心感も魅力と言えます。